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福井テリトーリオ3

学生フィールドワーク

福井での調査も今年で3年目となりました。
私たちは、ケニアで調査してきた「テリトーリオ」の概念を、日本の地方都市である福井と比較し、その実態を生で体感するために、今年も「光風湯圃べにや」さんを訪れました。

今回のレポートでは、伝統的な美意識に触れたワークショップと、べにやの女将さん、そして室長のひろきさんへのインタビューを通して見えてきた「地方都市のテリトーリオ」について綴ります。

事前調査

・本や論文から、小堀研究室のテリトーリオを定義。

・調査対象の決定、調査前の事前知識を得る

インタビュー

福井県に足を運び、対象者にとってのテリトーリオを取材し、対象の知識を深める

ワークショップ

​陰翳礼讃ワークショップに参加

ウェブ記事作成

成果物やインタビュー内容を通して、テリトーリオを可視化し、Web記事にまとめる

2025.10.21

Day1:ワークショップに参加!
1日目は、べにやさんの象徴的な空間である障子を張り替えるワークショップ「陰翳礼讃プロジェクト」に参加しました。
単なる設備の維持管理ではなく、「旅館は地域の美術館でなければならない」というべにやさんの考えのもと 、建築を介して地域の人々が関わり、その建築に愛着を持つ 。参加者が共に手を動かすことで、新しい関係性が生まれ 、伝統を次世代へと繋いでいく。これこそが、単なる観光地ではない、生活の延長線上にある「時代を超えたテリトーリオ」の姿なのだと実感しました 。

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2025.10.22

2日目は、女将さんと室長のひろきさんにお話を伺いました。そこには、効率や規模を追い求めるのとは異なる、豊かさの循環がありました。

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インタビューを通して

今回のインタビューを通して、べにやさんの活動の根底には「営みの共有と交換」があることを強く感じました 。それは、ただ地元の食材を使うだけでなく、生産者さんの思いや苦労を「物語」としてお客さまに届け、ポジティブな体験に変えていく姿勢です 。また、旅館を「地域の美術館」と捉え、地元の小学生を受け入れたり、伝統工芸の作り手を直接訪ねたりすることで、地域文化の守り手としての役割も果たされています 。建築についても、外壁をなくして厨房を見えるようにしたり、蛇行する廊下を作ったりと、従業員が楽しく働きやすく、建築の力を感じられる工夫が凝らされています 。完璧さを追求するのではなく、70点でも前向きに「みんなで夢を見る(Collective Dreaming)」という考え方が、べにやさんらしい温かなテリトーリオの広がりを作っているのだと学びました 。

​ウェブ記事作成

福井で体験したテリトーリオを記事にまとめました。

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